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電卓の話(1) [雑文]

 先日、ある電卓をヤフオクで落札した。「オムロン60」というもの。1970年代の製品である。なぜこれを買ったのか、一応のいきさつはあるのだが、それは追ってお話ししたい。(簡単に言えば、いつものレトロ趣味)

 下の写真が外観。比較のために、最近の関数電卓を隣に置いてみた。このボディの分厚さが時代を物語っている。
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 ヤフオクで出品されていたのは、なんと箱付きの新品。保証書の保証期限が昭和49年10月31日になっている。家電製品の保証期間は普通1年だから、この電卓は、昭和48年(1973年)に作られた製品であろう。つまり今から44年前であり、そんな時代の製品が、新品の姿を残しているのは奇跡に近い。
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 さて、落札して送られてきたものを開封し、バッテリーパックに電池を入れようとしてびっくりした。古い電池が入っていて、それが腐食している。電池を外したら、電極が腐食で折れてしまった。おそらく、昔、店で試運転をして、その後で電池を外すのを忘れてしまい、長い時間が経ってしまったのだろう。まあ、古物を買えば、こういうことは有りがちなことだと思う。
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 なんとかレストアできそうだったので、クレームをつけるのはやめた。ただ出品者がこれに気づいていなかった可能性が高いと思ったので、一応、こういう状況だったということを知らせた。すると出品者(リサイクルショップ)が、実に良い人で、「申し訳ない。全額返金する」と言う。

 この応答は予想外だった。全額返金されれば品物を返すのが筋である。しかし、それではレストアする楽しみが無くなってしまう。それで、ジャンク品相当の金額だけは負担しようと思い、その旨を出品者に連絡したところ、差額をすぐに振り込んでくれた。おかげで爽やかな取引ができた。(僕は今までヤフオクで何度も取引をしているが、幸いにして不愉快な思いをしたことが一度もない)

 さて、レストア。バッテリーパックをよくよく観察したところ、専用設計のハウジングの中に汎用の電池ホルダを組み込んであることがわかった。だからこの電池ホルダをなんとか外す。
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 下の写真は、取り出した電池ホルダと、アマゾンで買った新品の電池ホルダ。ぴったり同じ寸法ではなかったが、はめ込みのときに、相手側を削ってなんとか合わせ込んだ。
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 新しい方に、配線をそっくり移植する。
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 本体に入れて完成。バッテリーパック以外の部分は新品同様で、正常に機能した。満足満足。
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(つづく)
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